ヒート、初戦を落とす

とおりすがり

2012年06月14日 10:06

 あー、負けてしまったよ・・・。サンダーとヒートのNBAファイナルの第1戦はサンダーが105対94で勝利。んーと、サンダーは13点差をひっくり返しての逆転勝利です。両チームのスターターはサンダーはいつもどおりウエストブルック、セフォローシャ、デュラント、イバカ、パーキンスで、ヒートはチャルマーズ、ウェイド、バティエー、レブロン、ハスレム、ということでボッシュはベンチからのスタートでした。

 予想通りバティエ―がデュラントのディフェンスをしてましたね。だけど、デュラントはレブロンにマッチアップ。チームとしてもデュラント個人にしても余程自信があるということなんでしょう。デュラントは序盤はオフェンスに苦しんでいたように見えたけど要所では3ポイントを決め、4Qはもうカンファレンスファイナル同様のデュラントになってヒートをボコボコにしてくれました(笑)。

 ヒートは序盤こそバティエーやチャルマーズの3ポイントが効果的に決まりリードを保っていたけど、サンダーがもたついている間に一気に20点差ぐらいついてもおかしくないのに、どうもオフェンスがうまく機能しないですね。2Qの途中まで二桁リードを保っていたのにもかかわらず、ぼくは「なんとなーくサンダーペースになってきているなー」と思ってました。

 その理由は、前半にサンダーは得点が伸びなかったけども、でもサンダーは自分たちのオフェンスをしている。ただシュートの精度が悪くて流れに乗れなかっただけという印象だった。逆にヒートはオフェンスの形ができていないけども、バティエーの活躍やレブロンの個人技でなんとか繋いでいるという感じ。だから、いつサンダーのオフェンスが爆発するんだろうかとヒヤヒヤしながら見てました。

 で、結局3Qの最後に逆転され、ぼくはこの時点で負けを確信した。この3Qはヒートのチームファールが多く、早い時間からフリースローを与えてしまったのも追いつかれるひとつの要因になっている気がする。この3Qはウエストブルックが13得点と活躍。インサイドに切れ込んでくるとファールでしか止められないし、ディフェンスが集中するとインサイドのイバカ、パーキンス、コリソンがフリーになってパスを供給されるし。

 結局、ヒートがやりたいオフェンスをサンダーがやっているんですね。まあ、似たようなチームなんでね、どこでリズムに乗るかなんだけど。サンダーはヒートよりもインサイドのディフェンスがしっかりしているので、ヒートはそこらをうまく攻略していかないとあっさりスイープなんてことも有り得るかもね。第1戦を獲ったことでサンダーは勢いに乗ってくるはずなんで。

 ヒートはウェイドが精彩を欠き、レブロンが勝負どころの4Qで失速。ダメなときのヒートが出てしまったね。つまらないターンオーバーもあるし、フリースローのミスも多い。とにかくオフェンスが停滞する時間があるのをどうにかして欲しい。レブロンやウェイドが1対1を仕掛けるまでにボールを持ちすぎて最終的にはタフショットの連発ではリズムに乗れない理由な気がする。もっとリズム良くシュートを打てないものかな。

 悔しいけど、このシリーズは4勝1敗か4勝2敗でサンダーが獲ると予想を変えます。だって、サンダーはカンファレンスファイナルで4連勝した勢いのままだからね。ヒートは誰か救世主が現れないと厳しいかも。個人的にはインサイドのボッシュ、ハスレム、アンソニーあたりに期待したいんだよね。あー、でも第1戦を見る限りヒートが勝てる要素が見つからないんだよね~。ん~、第2戦はどうなるんだろう・・・。

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