アジア選手権の競技方法
JABBAのサイトを見たら、「第25回FIBAアジア男子バスケットボール選手権大会大会概要」と「第25回FIBAアジア男子バスケットボール選手権大会競技方法」というPDFファイルが貼られていたので、ダウンロードしてみました。「大会概要」のほうを見てみると、下のほうに「今大会より、新しい競技方法にて試合を行い、順位を決定する」と書かれていて、気になったのでチェックしてみました。「競技方法」に詳しく書かれています。
1次予選の内容は昨日書いたとおりで、各グループ4チームによる総当たり戦。そのうち上位3チームが「ベスト8決定戦」へ進出する。「ベスト8決定戦」はグループA、Bの上位3チームがグループEへ、グループC、Dの上位3チームがグループFに振り分けられ、それぞれのグループ内で上位4チームを決める、というのはこれも先日書いたとおり。じゃあ何が違うのかというと、この「ベスト8決定戦」は6チームによる総当たり戦ではないということです。
競技方法を読むと、ベスト8決定戦は「各チームは、グループ内へ新たに加わってくる3チームと対戦する」と書かれています。つまり、日本の場合は、同グループである韓国やフィリピンとはベスト8決定戦では試合をしないということになります。グループBから勝ちあがってくる3チームと試合をするわけです。チャイニーズ・タイペイ、イラン、クウェート、ウズベキスタンのうちの上位3チーム。よくわかんないけど、チャイニーズ・タイペイ、イラン、クウェートあたりでしょうか。
そうすると、考え方は変わってきます。6チームの総当たり戦ならば最低でも2勝しなければならない、と思っていたけど、違うグループの上位3チームとの総当たりだと試合数は3試合なんで、最低でも1勝すれば良いといったところですかね。グループAの韓国、グループBのイランのどちらかは全勝しそうですね。ということは、どちらかが2勝1敗となります。まあ、この時点でイランと韓国が上位4チームのうち2チームになると予想できるわけです。
ということは、日本、フィリピン、チャイニーズ・タイペイ、クウェートの4チームで2つの枠を争うことになり、日本はチャイニーズ・タイペイ、クウェート相手に2勝すれば準々決勝進出は堅いでしょう。1勝では厳しい気がしますね。しかし、この「ベスト8決定戦」って6チームによる総当たりではないので、順位を決めるのって複雑だと思うんですけどね・・・。まあ、考えられるのは、グループFの1位が中国だってことはおそらく間違いないので、日本は4位で突破すると準々決勝で中国とあたってしまい、ベスト3への道はかなり厳しくなります。
ということは、日本の当面の目標は「ベスト8決定戦を3位以上で突破する」ということになります。そうするとやっぱり2勝以上は必要でしょう。ベスト8決定戦は3試合しかないので、緒戦の入り方がかなり重要になってきます。前回の2次予選みたいに、緒戦のカザフ戦に負たことがことが後々ひびいて決勝トーナメント進出ならず・・・ってこともありました。チャイニーズ・タイペイ、イラン、クウェート、ウズベキスタンのどの国が出てきても相当厳しい戦いになるけど、とにかくベスト8決定戦の緒戦を重要視して欲しいですね。
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