ビッグトレード!

とおりすがり

2008年11月05日 10:02

 昨日のビッグニュースと言えば、ナゲッツのアレン・アイバーソンとピストンズのチャウンシー・ビラップス、アントニオ・マクダイス、チェイク・サブの3選手の交換トレードでしょう。先日、ナゲッツの試合をテレビで見たばかりだったので驚いた。各チームとも2年後のFAに向けていろいろ画策しているようです。2年後のFAではレブロンやウエイドやボッシュといった選手の名前が挙げられますからね。

 ナゲッツがビラップスを獲得したことは成功なんじゃないかと思う。ジョージ・カールHCは前から「ナゲッツはカーメロのチーム」と言っているので、カーメロを活かせるPGの加入でうまくバランスが取れるような気がする。カーメロ以外の選手を見てもナゲッツはけっこうタレント揃いで、JRスミスやケニオン・マーティン、ネネというメンバーを見ればナゲッツがウェスタンの上位に喰い込んでもおかしくない。あとはそれらの選手を活かすことのできるPGが必要で、そのピースにビラップスがおさまることでチームのケミストリーがよくなるとぼくは信じている。アイバーソンもけっして悪いPGではないけど、アイバーソンの場合は自分自身が攻撃的になることでオフェンスを成立させるPG。ビラップスはチームありきで必要な場面でビッグショットを決めるPG。どっちがナゲッツに必要なPGかと言われればビラップスだと思う。ナゲッツファンとしては歓迎すべきトレードになったと思う。インサイドプレイヤーのマクダイスを獲得したのも大きい。

 一方のアイバーソンはどうなのか。昨シーズンのプレーオフでピストンズの弱点として、ピストンズにはペネトレイトしてファールをもらうプレイヤーがいない、と言われていた気がする。たしかその当時のブログにも書いた記憶がある。確かにピストンズはドリブルからのジャンプショットが多い気がした。そこにペネトレイトを得意とするアイバーソンが加入することで何らかの刺激を与えることができるのではないか、と勝手に思っている。ただ、ピストンズはスタッキーという若手PGの台頭もあって、いまさら33歳のアイバーソンを迎え入れるのもどうか、ってところはあるね。まあ、これも2年後のFAに向けてチームの思惑があるのかもしれないね。

 ということで、早く新チームとしてのナゲッツまたはピストンズの試合が見てみたい。アイバーソンがピストンズのユニフォームを着ても別に違和感なくそれなりにかっこいいだろうけど、ビラップスがナゲッツのあのブルーのユニフォームって、ちょっと違和感あるっていうか似合わない?(笑)。

 キャブスはレブロンが2年後にFAになることを考えるとチャンピオンリングを獲得するためには今シーズンか来シーズンしかなく、今シーズンにも大物選手を獲得するのではないか、という噂もあるみたいだし、他のチームも2年後のFAに向けてサラリーを確保する動きもあるみたいなんで、今シーズンはこれからもいろいろと選手の動きがありそうな予感がしますね。プレーオフの頃にはそれぞれのチームがどう変わっているのか、それもひとつの楽しみですね。

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