JBL開幕ゲーム 〜五十嵐圭の存在感〜

とおりすがり

2007年10月12日 10:05

 新生JBLが開幕しました!
 オープニングセレモニーらしきものがあったけど、相変わらず地味だな〜、と。まあ、JBLに華やかさは期待はしてません。面白いバスケを見せてくれればいいんです。

 開幕戦の対戦カードは「日立vsアイシン」。
ゲームの内容ですけど・・・ちょっとひどかったですね。両チームとも調整不足なのか、プレイに精彩を欠いていた気がする。特にオフェンスの面で。なにしろシュートが入らなかった。

 序盤はアイシンペース。さすが優勝候補・・・、というよりも日立のシュートが本当に入らなかった。五十嵐圭は相変わらず落ち着きのないゲームメイクをするPGだなあと思ったけど、あれが彼の持ち味で、チーム創りもそれに合わせてやっているのならばそれはそれで有りなんだなあ、とも思ってみていた。
 あと意外だったのは日立のディフェンスが良いということ。解説の塚本さんとかも言っていたけど、日立はJBLの中でもディフェンスに定評があるとのこと。その言葉の通り、後半は日立のディフェンスがかなり機能していてアイシンが攻めあぐねていた。
 というのも、アイシンは桜木、竹内(公)という強いインサイドを擁しながらも昨日はアウトサイドシュートが多く、インサイドがあまり機能していなかった印象があった。

 前半で確か最大24点ぐらい点差がついたものの、後半日立がディフェンスでふんばり、攻撃では五十嵐圭の3ポイントなどで猛追。4Qで1点差まで詰め寄るも2度のカウントワンスローを決めきれず、同点になるチャンスをことごとく潰してしまった。
 そうこうしているうちに瀬戸山の3ポイントやバングラのド派手なスラムダンクが炸裂したり・・・とアイシンがなんとか日立を振り切った。
 最終スコアは67−57でアイシンが開幕戦を勝利で飾り、優勝候補としては順調な出だしと見ていいのではないでしょうか。

 この試合は良くも悪くも五十嵐圭のゲームだったと思う。彼のイササカ落ち着きのないボールさばき、アンストッパブルなドライブなど見ていてハラハラするプレイが多いけど、それが逆にハマればいい感じでトランジションゲームに持ち込める強みもあるなあ、と思った。
 今シーズンの五十嵐圭の目標のひとつに「1試合平均15得点」を掲げているらしいけど、スピードスタータイプのPGとしてその目標を達成できるように頑張って欲しいです。
 アジア選手権の時は五十嵐圭については酷評ばかり書いたけど、日立での彼のプレイを見ると「別に間違ってはいないんだな」と思うようになりました。そういう意味では今シーズン楽しみなプレイヤーのひとりなのかもしれません!

関連記事