ヤングロケッツ
昨日はWOWOWでロケッツ×ナゲッツを放送。WOWOWではロケッツ戦は今シーズン2回目の放送となりますね。やっぱり今シーズンロケッツに加入したリンとハーデンに注目しているということなんでしょう。ロケッツは開幕から連勝スタートだったけど3戦目でブレイザーズに負けて連勝がストップし、さらには昨日のナゲッツ戦にも敗れ2連敗。一方のナゲッツは開幕3連敗スタートとなったけど4戦目で今シーズン初勝利し続く昨日のロケッツ戦で連勝。
ピストンズとの開幕戦で37得点12アシスト6リバウンドと鮮烈なロケッツデビューを飾ったハーデン。37得点もすごいけど12アシストも立派な数字。これは得点だけではなくてゲームメークの能力もあるという証明になったと思います。その証拠に、ナゲッツ戦ではディフェンスに苦しめられ自ら得点するのが厳しいとなるとチームメイトにパスを供給してましたからね。思ったよりもアンセルフィッシュな選手で好感が持てる。
しかしハーデンの得点は右肩下がり。開幕戦に続き2戦目でも45得点と大暴れするも3戦目は24得点、昨日は15得点。今のところハーデンの得点が伸びないとチームが勝てないような状況になっているんで、ハーデン以外の得点が求められますね。昨日のゲームでは前半はイグドーラにほぼ完璧に封じ込まれた。リンもローソンに苦しんでいたんで、このバックコートコンビをサポートする選手が不可欠となってくる。このふたりはしばらくは苦労するだろうね。
ハーデンを中心にオフェンスを構築していると思うけど、他の選手(リン以外)が彼をどうサポートしていいのか試行錯誤している段階なのかもしれない。ナゲッツ戦ではアウトサイドシュートでチームに勢いをもたらしたパターソンや、能力が高そうだけどミスも多いパーソンズあたりが安定した働きをし始めれば、と期待するのはまだ時期尚早なのかも。とりあえず若いチームなんでミスを恐れずに“やりきる”ことが必要なんですよね。
リンとハーデンのバックコートコンビの能力をうまく利用してアシックとのピックアンドロールの精度が高まっていけばもっと楽に得点できる気もする。ただロケッツは選手の平均年齢が24歳以下らしく、まだ若いチームで連携ミスが目立つ。ターンオーバーが非常に多く、ここまでの1試合平均が19.3とたぶんリーグで悪い方だと思う。ハーデンもターンオーバーが多く1試合平均5.0を記録している。どうにかしてターンオーバーを減らしていきたい。
ベンチメンバーのデルフィーノ、モリス、オルドリッチ、ダグラスといった面子もなかなか能力高い選手が揃っている。特にデルフィーノとダグラスは得点能力が高く、デルフィーノは正確なアウトサイド、ダグラスはアウトサイドもあるしペネトレイトもできる。つーか、ダグラスはリンと一緒にニックスからロケッツに来ちゃったんだね。ダグラスとハーデンというバックコートコンビもなかなか強力だと思うね。
ロケッツはウエスタンカンファレンスの中では今シーズンのイチオシチームかな。凄いメンバーが集結しているロサンゼルスのチームよりもむしろ好感が持てるし、若いチームというのはいつでも応援したくなる。ここ最近グリズリーズを応援していたみたいにね。つーか、グリズリーズのゲームが見たいんだよね~。メイヨとカニンガムが抜けたチームがどうなってんのかさ。今後はロケッツがどう変わっていくのか注目していきたいですね。
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