まさかのスイープ・・・
終わってしまった~。第4戦は1Qを14-24の10点ビハインドで終了した時点でスイープを確信した。終盤になって、またしてもポンデクスターの活躍によってなんとか喰らいつくもスパーズのオフェンスを抑え込むことができず。第3戦の1Qでは怒涛のランを見せたけど、このシリーズでグリズリーズはランを出したという記憶がない。ことごとくパーカーに得点されてきたからね。
このシリーズのMVPは間違いなく、というかパーカーしか考えられない。ダンカンやジノビリも活躍し、他の選手も自分の仕事をしっかりと遂行してのスイープなんだけど、やっぱりパーカーに尽きる。なんで止められなかったんだろう。なんで同じパターンのピックアンドロールが止められないんだろう。グリズリーズファンなら誰もがそう思ったはず。
第4戦ではパーカーを徹底的に警戒していたはずだけど、パーカーがノーマークでレイアップするシーンが何度かあった。まあ、パーカーをマークしていたコンリーやアレンも「???」って感じだったとは思う。あとはジャンプショットを決めるシーンが多かったけど、ジャンプショットをもう少しタフショットにすることはできなかったのか。
パーカーのマークマンがジャンプショットを打たせないように間を詰める。まあ、そうするとドライブで抜かれたりすると思うけど、そこをヘルプディフェンスでカバーする。そうするとフリーになったダンカンやスプリッターに合わされる。あー、どうやっても抑えられる気がしねーーー(笑)。
同じようなプレーをグリズリーズもやってんだけど、何が違うのかね。ぼくが感じるのは、パーカーは常にゴールを意識しているのに対してコンリーはインサイドにどうやってうまくボールを入るかを最優先に考えているように感じた。グリズリーズはインサイドが強いという評価が逆にオフェンスを狂わせていたのかもしれない。
そして、スパーズのインサイドのデイフェンスも鉄壁だった。ダンカン、スプリッターもさることながらディアウやボナーも粘り強いディフェンスを見せ、ランドルフやガソルにリズムをつかむきっかけを与えなかった。グリズリーズにオフェンスリバウンドを奪われながらもセカンドチャンスの得点を許さないシーンが数多くあったと思う。
あー、本当に落胆しています。1勝すれば流れが来ると思っていたけど1勝すらできなかった。第2戦と第3戦のオーバータイムのどちらかでも勝てていればなあ。特に第2戦は勝機はあったと思う。ただ、経験の差なのか、グリズリーズは「ここぞ」という場面でオフェンスもディフェンスもソフトになってしまった気がするね。
でもね、グリズリーズは毎年着実にステップアップしてきて、ついにカンファレンスファイナルまで駒を進めてきた。来シーズン、目指すはもちろんファイナルだけど、それには補強が必要だろうね。やっぱりルディ・ゲイのようなオールラウンダーが欲しいところだけど、貧乏球団なんで大きな補強は無理なんだろうな~。だれかスゲー選手がやってこないかな~。
スイープだなんて・・・。あー、なかなかスッキリできない(笑)。
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