ヒート×ペイサーズ、第7戦へ
ヒートとペイサーズのイースタンカンファレンスファイナルは第7戦までもつれる展開に。ヒートがここまで苦戦すると誰が予想したでしょうか。つーか、予想していた人はけっこういるかもね(笑)。第6戦までを見ると、第1戦でヒートが勝ってからは交互に勝ち負けを繰り返し3勝3敗。この流れだと最後はヒートが勝つことになる。ホームコートってこともあるし、ヒートがこのシリーズを勝ち抜くというのが大方の予想ではないでしょうか。
ペイサーズの強みはヒバートとウエストのインサイド、というのはシリーズが始まる前から言われていることだけど、このシリーズでも安定感は抜群。ただし、「バードマン」ことアンダーセンにちょいちょいやられている印象がある。第5戦ではハスレムにもミドルショットを立て続けに決められたりしている。ただし、ペイント内のオフェンスやオフェンスリバウンドでは優位なのは間違いないと思うので、第7戦はもっとファールをもらえるようになるといいんだけど。
インサイドの安定感とは逆にバックコート陣は苦しんでいる。なんつーのかな、攻め気が見られないというかね。ボールだけ運んであとはインサイドかポール・ジョージに任せておこう的な考えが見え隠れする。ヒルとスティーブンソンは自らゴールを狙っていくことでリズムを作っていくタイプだと思うんだよね。慎重に攻めようという気持ちがわからなくはないけど、それが逆にターンオーバーにつながったりしているんで、第7戦ではもっと思い切りプレーして欲しいけどね。
ということで、第7戦でペイサーズが勝利するためにポイントとして、インサイドでファールを稼ぐ(ただし逆に自分たちがファールトラブルになっては絶対にダメ)ことと、バックコートがゴールにアタックすること。そして一番重要なのは1点でもいいからリードし続けること。
ヒートは自分たちが劣勢の場合はわりと重苦しいオフェンスをする。それが逆転し5、6点でもリードしようものならたたみ掛けるように思い切りの良いシュートを打つようになる。特に3ポイントシュートが入り始めるとバカみたいに入りだすんで一気に点差を広げられてしまう。なので、とにかくペイサーズはどんな手を使ってでもヒートにリードされないようにしなくてはいけない。
まあ、現実的にはペイサーズが第7戦で勝利するのはかなり厳しいかもしれないけど、最後まで接戦になってくれることを期待しちゃいますね。ヒートのスモールラインナップでアウトサイドシュートが得意な選手を並べてシュートを決めまくるっていうのが最高に嫌い(笑)。とにかく最後のゲームなんだからペイサーズのガードコンビには思い切りやってくれることを願う。本当にポイントはそこ。それで負けてもファンとしては悔いが残らないと思う。暴れろ、スティーブンソン!。
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