2018年度第二種電気工事士技能試験

 昨日は平成30年度第二種電気工事士上期技能試験を受けてきました。

 技能試験は1月に候補問題が13問公開されていて、その中から1問出題され作品を完成させるという内容になってます。つまりは、この13問をひたすら練習しておけば合格できるということになります。ちなみに本来は実技試験の前に筆記試験が実施され、筆記試験に合格していないと実技試験を受けられないのですが、ぼくは電験三種に合格しているので筆記試験は免除となってます。

 試験勉強は、3ヶ月ぐらい前からyoutubeの「電気工事士奪取プロジェクト」という動画を毎日1問分観て、1ヶ月前ぐらいから練習キットを買って13問を2回ずつ実際に自分で完成させる練習してきました。動画を観ていた内容を自分で実際にやってみるとけっこう時間が掛かるということがわかり、それでも2回目からはちょっと時間に余裕ができるようになりました。やはり、2回は実際にやってみたほうがいいです。

 試験前日までは、電験三種の時とは違いそんなに緊張しないだろうと思っていたけど同じぐらい緊張してました。やっぱりメンタル弱い(笑)。朝から下痢気味になり、家でも数回、さらには駅でも数回トイレにいくという情けない状態。このままでは在来線でいくのは無理と思い、奮発して新幹線で静岡まで目指すことになりました(笑)。過去に電験三種で3度会場となるツインメッセに行っているけど、新幹線で行くのは初めてで「こんなに快適で早いのか!」と感動しました(笑)。

 しかし暑かった。静岡駅に到着したのは9時半ぐらいだったけど、気温はおそらく30度を超えている感じ。腹の具合はだいぶ良くなってきていたけど、今度は熱中症の危険が。なにしろ腹がゆるく水分を摂ると下から出そうになる。こんな状態でまともに試験が受けられるのか心配になってきた。

 ツインメッセに着くともうすでにたくさんの受験者がいた。ほとんど学生なのかなと思っていたら意外と年配の方もいたりしてホッとした。電験三種と同じような感じかも。なかには作業服で「仕事で使う工具箱をそのまま持ってきました」みたいな人もいた。こういう人はこの資格を獲らないと死活問題になったりするのかな、と思ってみたりして。

 試験開始は11時半。10時50分から試験の説明が始まったけど、この説明が長く感じる。10分前に試験の材料が配布され内容を確認する。というか、机が狭すぎて、工具類とこの材料が入った小さな箱を机に置くと作業スペースと完成させたパーツを置くスペースがない。もっとちょっと大きな机でやらせてください(笑)。

 材料の内容でどの候補問題かがわかった。静岡県はNo.5でした。この問題は200Vのコンセントが端子台と繋がるんだけど、この2ミリ3心の取り扱いがなかなか厄介。それでも開始前に作業の手順を考えられるのはありがたい。

 試験開始とともに隣の人が工具を使いケーブルのストリップを始める。ぼくはまず複線図を書くので、いきなり作業をされだすと若干あせる。だけど自分のペースでやれば十分間に合うことはわかっているのでまず落ち着いて複線図を描く。あとは「電気工事士奪取プロジェクト」のオンデマンド今井さんの作業とセリフを思い出しながら進めていく(笑)。

 残り30分でパーツをすべて作り終えた。試験時間は40分なので残り10分で電線を接続すれば完成。はっきり言って余裕。圧着もきっちりと終え、配線も間違いがないか確認する。まだ5分余裕があったので電線のクズを片付けたりして時間を潰していてふと連用取付枠を見たときに頭が真っ白に。連用取付枠にスイッチとコンセントを取り付けるときにスイッチ間のわたり線を忘れないように複線図に「わたり線」とメモしておいたのに、そのわたり線を接続するのを忘れている・・・。

 時計を見ると残り約1分。パニックになりながら残ったケーブルからわたり線を2本作る。焦っているので1.6ミリの心線を2.0ミリのストリッパーで剥がそうとしたり・・・。わたり線は本来60ミリで作るけど、長さなど測っている時間はないからだいたいで切り、ストリップ量の10ミリも目測でおおざっぱに。それでも「終了です、やめてください」とのアナウンスと同時に2本目のわたり線を差し込む。思わず口から「あぶねー」という独り語が・・・。ホントにこのわたり線がないと不合格確定ですからね。

 試験が終了し周りの人の作品を眺めていると、斜め前方のおじさんの作品を観て唖然となった。もう作品と呼べるレベルのものではない(笑)。何がどうなったらそんなふうになるのか。さらに他の人の作品もケーブルが曲がっていたり、ストリップの長さがまちまちだったり。それに比べたら自分の作品の完成度はテキストに載っているレベルに近い。というか、そんなにヨレヨレした作品で合格できるのならばもっと時間に余裕を持って作業ができると思った。

 さて、わたり線を忘れるというミスをなんとかリカバリーし、あとは1ヶ月後の合格発表を待つのみ。しかしながら、残り1分でリカバリーできたのもしっかり練習してきたからだと思ってます。これがぶっつけ本番に近い状態だったら無理だったでしょう。まあ、合格していたならば奇跡が起きたといっても過言ではありません。さて、結果は如何に!


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