講談社が発行する「クーリエ・ジャポン」という雑誌の6月号(最新号)に「もうひとつの『マネー・ボール』」という9ページからなる特集記事が掲載されています。内容は、NBA版の「マネー・ボール」ですね。今回の記事もマイケル・ルイスという人物が書いてます。「マネー・ボール」って本を知らない人はアマゾンとかでレビューを見てくださいね。まあ、簡単に紹介すると、MLBのアスレチックスというチームはスター軍団ヤンキースの約1/3の総年俸でヤンキースに負けない好成績を残し続けている・・・って話。ここで基本となるのが「セイバーメトリクス」と呼ばれる「統計学」です。
「スポーツチームの経営は、純然たるビジネスだ。高額年俸のスターを揃えればチームが強くなるとは限らない。勝つためには、印象論や見せかけの数値に左右されない、冷徹な頭脳が必要だ──。スポーツ界で進行中の、静かなる革命。その担い手たちの秘めた思いを、当代随一の書き手が鮮やかに描き出す。」というのが今回の記事の見出しの文です。ワクワクしますね(笑)。
この記事に登場する中心人物はロケッツのシェーン・バティエという選手。先日のレイカーズとロケッツのカンファレンスセミファイナルでも活躍した選手です。あと、もうひとり重要人物としてロケッツのゼネラルマネージャーのダリル・モーリーという人物。「ぎりぎりNBAの選手として通用する」と評価されていたバティエをモーリーはゼネラルマネージャーに就任するとすぐに獲得している。その理由は・・・。
一般的に評価されるのがポイント、アシスト、スティール、リバウンド、ブロックとかだと思うけど、モーリー曰く、それらは「重要だから」ではなく「測りやすいから」理由から記録されていたらしい。モーリーはそれらの記録がチームへの貢献度を示すものではないと言っている。バスケが“チームスポーツ”ということを考えるとそういう意見も頷ける。じゃあ、何で評価するかというと、昨日書いた+/-スタッツらしいんだけど、そのままの数値だと使えないらしく、それに何かを加えてデータを採っているみたいです。どういう感じで算出しているのかな。なんとなくわかる気もするけど。
で、バティエはモーリーの期待どおりの働きをしているようです。「勝利を導くあらゆる要素のうち、先天的な資質というより知性で到達できることにおいて、バティエは他の者たちを上回っている」とモーリーは言っているので、バティエの評価はそうとう高いと言えます。具体的にバティエがどんなプレイをしているのかは、記事を読んでください。まとめて書いても長くなりそうなので割愛します(笑)。
また後日、この記事を読んでの感想を書きたいと思います。やっぱり、日本とアメリカではスポーツの捉えかたが違いますね。なんつーか、“オタク”ですね(笑)。
3級の過去問 (2014-08-22 10:09)
統計検定は2級を目指す (2014-08-21 10:02)
次の目標は統計検定! (2014-07-24 15:02)
ファイナルの+/-スタッツ (2009-06-19 15:11)
NBAの+/-スタッツ (2009-05-19 17:09)
オフェンス貢献度を数字で表す (2008-05-22 10:03)
バスケ・・・・でこんなに記事がかけるんですね。ねた切れなんか・・ないのかなあ・・・。あっ・・・素人だけど・・・本場で生で試合見たことあります。10年くらい前に。迫力だけがすごかったなあ・・・。
katakuraさん
ネタ切れしないように日々奮闘中(笑)。
ぼくは真剣にバスケに関わる仕事がしたいと思っているので、そういう方面にアピールするという狙いもあるんです。だから、ひたすら勉強し、ひたすら書く。
katakuraさんは何かスポーツをやるんですか?
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