5月3・4日に有明コロシアムで行われたプレイオフにて中村HCはファイナルのBSフジのゲスト解説をつとめ、試合終了後に河内コミッショナー、新規参入の滋賀レイクスターズのロバート・ピアスHCと共に記者会見を行い、プレイオフの感想やシーズンの意気込みを語った。
中村HCは、「昨シーズンのプレイオフは素晴らしかった。今回は東京のコントロールが良かったが、9200人の大観衆のためにも、もう少し点の入れあいがほしかった。」と感想を述べた後、「最後にコートに立つのはbjリーグしかないと思った。日本のバスケットを盛んにするためにはどうするべきかを考えていかなければならない。来年はどんな手を使っても優勝したい!」と笑いながら意気込みを熱く語った。(以上、フェニックスオフィシャルサイトより)
フェニックスのオフィシャルサイトのアクセス数がどんなものかは知らないが、浜松市民のフェニックスに対する関心はまだまだ低いと感じられるので、このブログではフェニックスのオフィシャルサイトにアップされるニュース&トピックスを紹介していきたいと思う。とはいえ、このブログのアクセス数も大したことはないけど・・・。
スポーツナビに中村HCのインタビュー記事があったので、そこから中村HCのコメントを抜粋して紹介したいと思う。
■bjリーグ参入に向けての抱負
「最初から優勝を狙う。どんな手を使ってでも、この場(ファイナル)に来たい」
■bjリーグの印象
「これまでのバスケットでは、観客といえばプレー経験者か(チームに関係する)会社の人が多かったが、それ以外の人の方が(世の中には)多い。昨日の東西カンファレンスファイナルでも、第1試合から第2試合の間にさまざまなイベントが行われて盛り上げていたし、若い女性も集まっているので良いと思う」
■日本人選手の成長や育成について
「次回の五輪から(2008年北京五輪ではホスト国のため予選に出場しなかった)中国が予選に戻ってくるとなると、私の目が黒いうちは、日本の五輪出場は難しい。(JBLで活躍しているトップクラスの日本人選手は)bjリーグでプレーしても自分が目立たないのではないかと危惧している。確かに、パワーのある外国人選手に囲まれることにはなる。ただ、だれかが冒険をして、そこで戦うことができるようにならなければ、日本は成長しない」
■プレーオフの感想
「昨年のプレーオフは非常に感動したが、今日は課題のあるゲームだったと思う。(敗れた)東京アパッチが相手のポイントゲッターを抑え、ディフェンスを頑張って試合をコントロールしていた。しかし、見ているお客さんは『その程度のディフェンスは破れよ』と、もっと得点の入る試合を期待していたのではないかと思う。結果論だけれど、東京はどうせ負けるならコントロールをしない方が良かったのかもしれない」
――と発言した後に付け加えて
「今日の試合を見て、うちの選手が『大したことないな』と思っていたら困るんだ。まあ、そんなことを言っても、じゃあ来年はさぞかし(浜松・東三河が)勝つのだろうと言われても困るのだけれど…」
O・Kさん頑張ってください。僕は、この中村監督のコメントを聞いて、フェニックスのbj行きを完全に納得いたしました。フェニックスのbj行きがどれだけ日本バスケ界に衝撃を与えるのかは、浜松・東三河フェニックスの盛り上がり次第です。ファン獲得のターゲットは、バスケを知らない人たちです。bjのファン層は、70%がバスケ関係者以外(JBLは五十嵐ファンを除けば、ほとんどが会社関係者かバスケ競技者)だそうです。残念なことに川村・朝山といった人気選手は残りませんでしたが、バスケを知らない人たちにとって川村・朝山は全く知らない存在です。バスケを知らない人にとってのきっかけは、イケメン選手だったり、派手な空中戦だったり、そんなものでいいんだと思います。組織プレーなんか眠たくて見ちゃいられません。そしてバスケの魅力にはまっちゃえばいいのです。大口がデカイ外国人選手の中を切れ込んでいく姿なんか魅力的ですがねぇ。自論ではありますが、O・Kさんのお役に立てば〜。
スポーツマネジメントレビューという雑誌のbjリーグ特集に書いてありましたが、スポンサーを獲得する際に「ターゲットは?」と聞かれて「バスケファン」と答えるのではスポンサーの関心をひくことは難しいけど「女性ファン」と言えば興味を示してくれる、と書いてありました。そういう意味では日本人選手で人気がある選手が欲しいところです。で、bjリーグのホームページを見るとFA権を行使した選手に波多野選手がいました。静岡学園高出身でbjリーグで人気抜群の彼を引っ張ってこれないかな〜、などと勝手に思っているところです。静岡学園は浜松市とあまり関係ないですが・・・。次の記事はそのネタでいきます!(笑)
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