今シーズンをもってオーエスジー・フェニックスがJBLを脱退することになり、その枠にJBL2に所属していた栃木ブレックスが昇格することになった。栃木ブレックスはJBLにおいて、レラカムイ北海道に次いで発足されたクラブチームとなる。
その栃木ブレックスの監督に就任したのが先日能代工業高校の監督を退職した加藤三彦さん。加藤さんは能代工を21年間率い、インターハイなど全国優勝を25度も果たした名将。
というか、ぼくは高校バスケにぜんぜん詳しくないので、加藤さんの手腕をあまり知らないのけど、田臥選手を擁して3年連続で高校3冠を制したぐらいは知っている。
そんな高校バスケ界の名将がJBLの監督に就任するとあっては話題性としては抜群ですね。能代の名将がJBLのプロチームを率いてどんなバスケを披露してくれるのか、JBLファンならずとも興味をひくところです。
そして、一番の目玉は教え子の田臥選手を獲得したいと言っているところでしょう。今後チームのほうから田伏選手にオファーを出したりするんだろうけど、本当に田臥選手を獲得できた場合、JBL人気は凄いことになりそうな予感がするね。今後の田臥選手の動向に注目です。
でも、そんなに簡単にNBAを諦めるとは思えないけどね。田臥選手のブログを見ていると何かそこらの情報が掴めるかもしれませんね。そちらも要チェックだな。
また、栃木ブレックスは株式会社リンクアンドモチベーションとネーミングライツ契約を結んだことも発表。正式チーム名は「リンク栃木ブレックス」となる。他のプロスポーツではネーミングライツなんて当たり前に聞くけど、日本のバスケでは珍しいですよね。日本のバスケ界も徐々にプロスポーツになったというか、バスケもスポーツビジネスに進出してきたなあ、と感じますね。
今シーズン、新生JBLになってレラカムイ北海道というクラブチームが新規参入して選手の移籍も含めていろいろ話題性があった。そして新生JBL2年目にはクラブチームがもう1チーム増え、なにかと話題を提供してくれそうな予感がしますね。
JBLはプロ化に難色を示しているようだけど、今シーズンもレラカムイ北海道を見てもクラブチームが注目されているし人気もあったりして、そういったプロチームの恩恵を受けている部分も少なからずあると思う。クラブチームのほうがファン獲得という部分で間口が広いですからね。
JBLにおいてクラブチームがビジネスの面である程度の成功をおさめることができたなら、他チームでもクラブチーム化するところもでてくるかもしれない。とはいえ、リーグがプロ宣言をしていない現実を見ると、独立採算でチームを経営していくのは簡単なことではないと思うけどね。
しかし、プロはアマチュアより興行面や経営面でいろいろ自由度が高く利点は多そうだけど、どうなんでしょう。JBLがプロ化宣言をしない今、まだまだ多くのチームは実業団チームとして存続していくと思うけど、レラカムイ北海道や栃木ブレックスのようなクラブチームが今後のJBL人気を牽引していくような気がしますね。
リンク栃木ブレックス、楽しみです!
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