昨日、アジア選手権のグループ分け抽選が行われたようです。アジア選手権についてちょっと書いておくと、アジア選手権はアジアの強豪16チームが集まる大会で、中国の天津で8月6日〜16日に開催されます。1次予選は4チーム×4グループに分けられ、上位3チームが2次予選へと勝ちあがります。2次予選では、Aグループから勝ちあがった3チームはBグループから勝ちあがった3チームと、Cグループから勝ち上がった3チームはDグループから勝ちあがった3チームとそれぞれ戦い、全6チームの総合結果のうち、上位4チームが決勝トーナメントへ勝ち上がります。決勝トーナメントは、準々決勝、準決勝、決勝と行われ、世界選手権の出場権は上位3チームに与えられるわけです。
■グループ分けの結果
グループA・・・日本、韓国、フィリピン、スリランカ
グループB・・・イラン、チャイニーズ・タイペイ、クウェート、ウズベキスタン
グループC・・・中国、カタール、カザフスタン、インド
グループD・・・レバノン、ヨルダン、アラブ首長国連邦、インドネシア
※バーレーンが出場を辞退したため、東アジア選手権4位のチャイニーズ・タイペイが変わりに出場
日本はAグループということで、このAグループには東アジア選手権の決勝で敗れた永遠の宿敵である韓国がいますね。1次予選から厳しい戦いになることは必至です。あとはフィリピンとスリランカで、フィリピンってどうなんですかね。ウィキペディアで調べてみると、過去にはけっこう優秀な成績を残しているけど、近年は資格停止で国際大会に参加できてませんね。北京オリンピック後の世界ランクは63位ですか。日本が33位と世界ランクだけ見るとフィリピンは格下だけど、他の方のブログを見ると「日本、韓国、フィリピンの三つ巴の死のグループ」と書かれていたんで、フィリピンってけっこう強いのかな。
と、書いてみたけど、1次予選は上位3チームが2次予選へと進むので、スリランカに勝てば2次予選に進出できるわけですね。だから、厳しくなるのは2次予選から。2次予選が6チームの総当りだとすると5試合あるわけで、上位4チームに入るには最低でも2勝はしておかないとダメでしょう。混戦になれば3勝は必要ですね。Bグループは前回世界選手権優勝国であるイラン、それからチャイニーズ・タイペイあたりは堅いかな。イラン、韓国、フィリピン、チャイニーズ・タイペイといった相手から1勝〜2勝はしなければならない計算なので、そうとう厳しい戦いが予想されます。
C、Dグループの方がA、Bグループの2次予選に比べると楽に2次予選を突破できそうな気もするけど、最終的には3位以内に入らないと世界選手権の出場権は獲得できないわけで、早かれ遅かれ強豪国と戦って勝たなければ道は開けないわけですね。というか、どの国みても強そうな気がするんですが・・・。よく、中国以外は大差ないと言われますけど、それを信じるならば、日本が上位に食い込むためには接戦を絶対にものにすることだと思います。フィジカル面ではこの短期間で向上させるのは難しいけど、メンタル面の向上は可能です。あとは、東アジア選手権で見えてきた課題をひとつひとつ克服していくことができれば、上位3チームに入ることも十分可能だと信じています。
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