昨日、アジア女子選手権の3位決定戦と決勝が行われた。
決勝戦の韓国vs中国は79-73で韓国が勝利し五輪出場を決めた・・・、というか負けても出場は決まっていたんだけど、まあ堂々とアジアNo.1という称号を得て五輪に臨むことができる。
3位決定戦は日本vsチャイニーズ・タイペイで、こちらは日本が73−70で辛くも勝利している。両チームとも世界予選で五輪出場をかけた最後の戦いに挑むわけだけど、今大会を少しでもいい順位で終わっておけば世界予選の初戦で少しでも弱いチームと対戦できるようなので、とりあえずタイペイに勝ててよかったんじゃないですかね。
つーか、3位決定戦はいまいち気合が入らなくて1Qまでしか見なかった。しかも再放送の録画するのも忘れてしまったし・・・。
今大会を通じて、初めて矢代をスタメン出場させたんだけど、矢代がよかった。「ディフェンスが好き」という矢代のルーズボールへの執念というのがこれまでのスタメンにはなかったような気がする。
今回のアジア選手権で初めて日本代表の国際試合をこんなに見たんだけど、やっぱり日本代表チームというのはバスケも野球とかサッカーと同じで、日本人は日本人らしく徹底して組織的に且つ粘り強くディフェンスができるチーム作りをしないとダメだということがわかった。
今回の日本チームの特徴としてよく言われたのが「早い攻め」とか「アウトサイドシュート」とか言っているけど、やっぱりもっとディフェンスに重点を置かなきゃダメなんすよ。だって、リバウンドにしろルーズボールにしろ絡んでいる選手って極わずか。しかも「玉際」が非常に弱く、取ったボールを奪われたりジャンプボールシチュエーションにしてしまったりと、ここぞというときの「玉際」の集中力が足りないと思った。
アウトサイドを活かすためのインサイドというけど、インサイドってただ単にポストにボールを入れればいいってもんじゃないと思う。中国も韓国もセンター以外のフォワードがドリブルしながら背中で相手を押したりしてパワープレイができるのに対して、日本はそういうプレイがなかった。もっとアグレッシブにゴールを目指さないとファールすらもらえない。3ポイントライン付近でパスをまわし、たまにポストにボールを入れるだけじゃ策が無い。
ハッキリ言って攻めが単調だったんですよね。わかりやすいというか相手が守りやすいというか。
と、まあ批判ばかりなんだけど、これで優勝していたら誉めていたのかなあ。同じ状況で日本が優勝してしまっていたら、それはそれでアジアのレベルというものを疑ってしまうと思う。というか、日本は昔からこんな感じなんですかね。過去を知らないからよくわかんないんだけど。
つーかね、初めてこんなに試合を見たのにいいところがほとんどなくて本当にガッカリ。格下の相手に3ポイントを20本決めようが、重要な一戦で決められないと何の意味もない・・・。
世界予選までに内海HCがチームをどのように修正していくのかが楽しみでもありますね。今大会でアジアのレベルがだいたいわかったけど、世界ともなるとそれはそれで厳しいんでしょうね。
今回の悔しさをバネに世界予選では躍進して欲しいです。厳しいことばかり書いてきたけど、日本代表を応援するひとりとしてチャンスがある限り必死に頑張って欲しいです!
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