紀伊半島ツーリング2日目

 紀伊半島ツーリングの二日目です。5時45分起床予定だったけど4時には目が覚めてしまった。野ざらしにされたバイクが気になってしまってどうも寝付けなかった気がする。しばらく布団の中で考え事をしたりしていたけど5時ぐらいに布団から出てテレビで天気予報を確認。和歌山は天気が良さそうだけど、それより北の大阪とか京都あたりは雨の予報。気温はかなり低くなるとのこと。

 6時前にN君も起床。朝飯を買いがてらちょっと外を歩いてみることに。まだ外は暗い。昨夜歩いて通らなかった通りを歩くとまだまだ飲食店があったことに気づく。温泉街ということもあっていろいろなジャンルの飲食店があるけども、一番気になったのは「和歌山ラーメン」の店かな。なかでも「ほんまもん」っていう謳い文句の店があったけど「そんなこと書いている時点で怪しいよね」とN君。確かに。

 24時間やっているスーパーで朝食を買い、宿に戻って食べているとだんだん窓の外が明るくなってきた。予定では6時に宿を出るはずだったけども、せっかくだから白浜の名所を回ってから和歌山に向かおうということになったんで、辺りもだいぶ明るくなってきた6時45分に宿を出た。気温は昨日の浜松市の朝の方が冷え込んでいたと思うけど、この日は風があるんで体感温度はけっこう低く感じた。

 まずは臨海方面に向かい「円月島」を見る。岩にポッカリ穴が空いていて、そこに夕陽が入るとキレイらしい。朝陽が当たる円月島もキレイだった。次に「白良浜」に行き白く細やかな砂を踏みしめる。本当に白くキレイな砂ですね。次に千畳敷。うおー、風が強い。なんか複雑な地形。「落書き禁止」という書かれているが、岩が柔らかいんでカップルが岩にいろいろ彫りこんで落書きしてある。ダメですよ!(笑)。次に三段壁の絶壁。ん~、伊豆の城ヶ崎海岸の方が迫力あるかな~。ここでは地下の洞窟にエレベーターで行けるらしいが、昨夜の居酒屋での話だと1500円掛かるとのこと。ちょい高くない?。

紀伊半島ツーリング2日目

 白浜の観光地を一通り堪能し、いざ和歌山へ。ここからはひたすら国42を北上する。つーか、真黒な雲が流れてきたと思ったら雨が降ってきやがった。予報では雨なんて言ってなかったのにチクショー!。気温も低いし風も強いし。たぶん、一時雹も降ってたような気がするんだよね。靴の中が濡れてきて足がかなり寒い。でもね、北の空は雲がなく晴れているようなんで、早くそこまで行きたいと思ってひたすら走った。

 御坊市のあたりで雨は止んだ。ローソンにて休憩。つーか、この辺りのコンビニってローソンばっかりだね。和歌山でコンビニと言ったらローソンって感じなのかな。白浜から50kmほど走ってきたけど、目的地の和歌山城まではさらに50kmほどある。時間は雨が降ってカッパを着たりしてたんでかなり遅れ気味。寒いけど気合いを入れて和歌山城を目指し一気に走る。つーか、休憩した時に温かい飲み物を飲むのはいいんだけど、トイレが近くなって困るね(笑)。

 11時頃に和歌山城公園に到着。和歌山市って浜松市よりも都会なんですね~(笑)。和歌山城は遠くから見ると立派な感じだけど、近くまで行くと思ったよりもこじんまりしてますね。入場料400円を払って天守閣の中に。天守閣の中は資料館みたいになっていて、お城の造りを見る感じではないんですね。ちょいと残念。天守閣の最上階から和歌山市を一望する。ん~、寒い(笑)。

紀伊半島ツーリング2日目

 30分ほど城を見学し昼飯の食べに行く。もちろん「和歌山ラーメン」を食べますよね!。いろいろ調べた結果「山為食堂」に行くことに。ちょいと迷ったんで店に着いたのが12時15分頃。次の目的地松阪市までは170kmの距離を走らなければいけない。ということは、到着時刻は15時?16時?。伊勢神宮は?。不安がよぎる。まあ、とりあえず腹も減ったしラーメンを堪能することに。山為食堂ではライスとチャーシューメンを注文。麺は太めのストレート、スープは豚骨系の濃厚スープ。そしてチャーシューが旨い!。スープまで一気にいただきました。

紀伊半島ツーリング2日目

 さーて、本日最大の難関である和歌山~松阪までのルート。時刻は13時近くなってきていて、かなり時間的に厳しいので予定していたルートを変更する。本来なら国24の下道をひたすら東へ向かうルートだったけど、途中で京奈和自動車道「五條道路」を経由して国370付近までの時間を稼ぐルートに。国24は片側2車線なのはいいけど交通量が多くてペースが上がらない。

 「五條道路」に乗るとグッとペースが上がる。さすが自動車専用道路(笑)。ツーリングマップルでは「五條西IC」で降りれば良さそうだったけど、実際に走ってみると「五條西IC」が見当たらず「五條北IC」(つーか、五條道路の最終地点)まで来てしまった。「あちゃー、やってしまったか」と思ったけどこれが国370に入る「三在交差点」に近く結果オーライな感じになった。

 ぼくの考えていたルートは国370から県16を通らずにちょっと迂回するルートだった。けど県16の方が最短距離で行けるんで、N君が「もちろんそっちでしょ!」と言う。よーし、じゃあそっち行ってみようかと県16を走ったのがまたまた正解。2車線の快走ルートでクルマもまったく走っていない。もうガンガン飛ばす。落ち葉が落ちているし路面も濡れているんでそれなりのペースだけど、この二日間で初めて山道らしい山道なんでめっちゃ楽しい!。

 その後は国166~国368の山道ルートを延々走った。山間部で日差しもなく、途中気温が6℃との表示。あまりの寒さに気を失いそうだった(笑)。寒さだけではなく疲労もあるんで、なんつーかね、本当にしんどかった(笑)。松阪まで50km付近となったあたりで自販機のある休憩所を見つけ温かい飲み物を飲み体を温める。和歌山のローソンで買ったカロリーメイトをN君と分け合い食べるとだいぶ元気になった。しかし、どうやらN君のトリッカーの調子が悪いらしく、アクセルを戻すとエンストしそうになるらしい。まあ、走れない感じではなさそうなんでしばらく様子を見ることに。

 時刻はすでに15時を回っていた。フェリーの最終便は17時40分。スマホのナビで鳥羽までの到着時刻は高速を使っても17時40分を過ぎている。マジでやべーっつーことで松阪での「松阪牛メンチコロッケ」や伊勢神宮はもう寄ってる場合じゃないのでパスすることに。そして山道を寒さに耐えながらガンガン飛ばす。あー、またこういう展開だよーと思いながら走る。後悔するよりも、とにかくフェリーに間に合わないとシャレにならない。

 国368をちょいと走ると伊勢自動車道の「勢和多気IC」が出てくるんで、そこから鳥羽まで高速道路をかっ飛ばす。ここからN君に先を走ってもらったけど、調子の悪いトリッカーでN君は飛ばす飛ばす。マジで風が強いんで、バイクに「乗っている」というよりも「しがみついている」といった感じ。で、結局鳥羽フェリーターミナルに到着したのが17時10分。出航の30分前っつーことでギリギリでした。

 ターミナルで急いでお土産を買う。妻に頼まれていた「赤福」を購入しホッとする(笑)。帰りのフェリーは風のせいなのか波のせいなのかわからんけど揺れる揺れる。トイレに行こうと思って席を立ったら一発で酔ってしまってトイレまで辿り着けず(笑)。伊良湖に到着するまで横になって死んでました(笑)。

 伊良湖から浜松まで最後の70km。旅の締めですね。すっかり日も暮れてしまい海からの風が冷たく吹き付ける。国42は暗くて淋しい道が延々続く。ライトをハイビームにすると道の先を照らすというよりももっと上の標識ばかりを照らしやがる。光軸がずれてんのかな。浜名バイパスは相変わらずのハイペースで風もあるしまたまたバイクにしがみつく。ニーグリップのし過ぎなのか股関節が痛くて停車するたびに苦痛が。

 浜名バイパスの坪井ICを降り、イオンモール浜松志都呂付近にて解散の挨拶をした。後半は時間もなく走りっぱなしだったんで疲労感がハンパない。つーか、浜松に辿り着いたということで気が緩み一気に疲れがのしかかる感じだった。N君と別れてからゆっくり走ろうと思っていたけど、一刻も早く暖かい我が家に帰りたいという気持ちが強く、またまた飛ばし気味で走ってしまうのであった・・・。

 20時30分頃、無事帰宅。二日間での走行距離は821.7kmでした。


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