第2戦も3Qの終盤までは接戦だったけど、3Qの終盤から4Qにかけてヒートオフェンスが大爆発し一気に27点差までリードをひろげ試合を決めてしまった。最終スコアは103対84でヒートの圧勝。
スパーズの敗因はやっぱりターンオーバーでしょうかね。序盤からパーカーのパスミスなどのターンオーバーが多く、ターンオーバーから19失点している。パーカーとジノビリあたりがターンオーバーしてしまうとリズムが悪くなりますね。そういう流れだったのか、パーカーのドライブがファールも貰えずにミスショットになる場面が多かった。
ヒートの勝因はレブロンがスクリナーとなり味方のオフェンスの脇役になっていたことですかね。これが良いと見るか悪いと見るかは人によって意見は分かれると思うけど、チームが勝つために自らを脇役となりチームオフェンスを活性化させることが出来たんで正しい選択だと思う。
ヒートはオフェンスを得意とする選手が多いなあ、と改めて気付かされた。オフェンスが得意というかシュートが巧い選手が多い。チャルマーズ、ウェイド、ボッシュ、アレン、ミラー、あとはハスレムだってミドルレンジなら確率いいよね。レブロンがスクリナーとなることでこのシュート力が活かされる。
レブロンがピックアンドロールのスクリナーになることによってレブロン自身もボールをもらいやすくなると思うし、レブロンが動くことでボールと人が動くことになってディフェンスが対応が難しくなると思う。今まではレブロンがポストアップすると嫌だなーと思っていたけど、レブロンのスクリナーの方がもっと厄介になりそう。
両チームともに3ポイントシュートの確率はほぼ50%と互角。アレンとグリーンがともにシュートタッチが好調。しかも両者ともに「ここぞ!」という場面できっちりシュートを沈めるんでシビれますね。しかし、アレンが乗ってくるとヒートオフェンスも勢いづく印象があるんで、ヒートはアウトサイドがこの調子でいけばそうそう負けることはない気がする。
あとはボッシュが第2戦では3ポイントシュート試打数がゼロってのも勝因のひとつだと思う。第2戦ではミドルレンジから確率良く決めていた。やっぱね、意外性をつくプレーよりも自分の得意なプレーというかこれまで続けてきた自分に忠実なプレーを貫くことで自分だけでなくチーム全体のリズムを安定させると思う。
さて、第3戦からはスパーズのホームゲーム3連戦。スパーズは第1戦で勝利したことによって、このホーム3連戦を2勝1敗で乗り切ればチャンピオンリングにグッと近づく。第2戦での大敗がスパーズにとっての“戒め”となり、ファイナルを再スタートするという気持ちで臨めば2勝1敗の可能性はかなり高いとは思う。
逆にヒートは、第2戦のようにレブロンがスクリナーとなってオフェンスの潤滑剤になることができれば自分たちのペースに持ち込めそう。これでさらにレブロンがポストアップをしたり自らドライブを仕掛けたり3ポイントを決めたりするとスパーズは手に負えなくなる。アシストもあるし。完全無欠のオールラウンダーになりつつあるかも。
ん~、ややヒートが優勢になってきたかな。第3戦もパーカーとレブロンのエースに注目ですね。
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