最後の最後にタフだったのはレイカーズ!

 いや~、タフなゲームだった。タフなゲームを制するのは、やっぱりタフなチームなわけで・・・。ファイナルの最終戦である第7戦はレイカーズが83-79で勝利。2年連続のチャンピオンチームとなり、さらには2年前の雪辱を果たした。このゲームを見る前に、ぼくはレイカーズが勝っても負けても第7戦までもつれたこのシリーズを最高のゲームで締めくくって欲しいと思った。20点差ぐらいつけて快勝するほうが気分的には楽だけど、手に汗握る接戦を期待したら、手に汗握るどころか重たいゲームになった。そして、最後もロースコアゲームだった。

 それにしてもレイカーズはシュートが入らなかった。前半はフィールドゴールもフリースローも本当に入らなくて、「このチームはヘタレチームだ!」と思いながら見ていた。また2年前を繰り返すのか、と。でも、シュートが入らなくてもチーム全体でゴールへと攻める姿勢だけは評価できるゲームだと思った。攻めてはシュートミスし、それでもまた攻める。この繰り返しが終盤の流れにつながっていったんだろうね。

 2Qで最大13点差ついたんだっけ。この時点ではレイカーズの勝利を想像するのがかなり難しくなっていたけど、よく踏ん張ったものだと思う。オフェンスリバウンドがレイカーズが23に対してセルティックスが8。レイカーズがシュートを落とすものの、オフェンスリバウンドで何とかつないでいって、オフェンス回数の多さでセルティックスを上回ったのが喰らいついていけた要因でしょうね。

 あとはフリースローを多くもらったこと。序盤こそフリースローを落としまくったが、最終的には25/37で67.6%まで上げている。そして37回もフリースローをもらっていることが勝因のひとつだろうね。レイカーズはパーキンスがいなくなったセルティックスのインサイドに対して、執拗に攻めることでファールトラブルを発生させたかったのと、セルティックスのタフなタイトなディフェンスをファールをもらうということで攻略したかったと思うんだけど、どうでしょうか。序盤だけ見れば失敗、トータルで見れば成功なんだよね。第7戦のレイカーズはメンタルが本当にタフだった。

 個人スタッツで振り返ると、コービーはフィールドゴールが6/24、3ポイントが0/6と最悪なんだけど、フリースローが11/15で23得点と帳尻を合わせた感じ。そしてリバウンドが15で、コービーがリバウンドを拾う姿が多く見られた。ガソルも似たような感じで、フィールドゴールとフリースローを多く打って多く外したものの19得点。そしてリバウンドが18と両チーム最多。このゲームの展開をかき乱したのがアーテストで、20得点5スチールながらもターンオーバーが4だったりして、でも最後の3ポイントは勝利をグッと引き寄せた最高のシュートだった。

 それにしても、序盤からコービーの調子がイマイチだった。リバースHCの「コービーに打たせておいて、他の4人を抑えれば勝てる」という展開になっていたように思う。このゲームほどコービーがボールを持たないで欲しいと思ったことはない。おそらく、スタッツの「+/-」はコービーはマイナスだろうと思って見てみると、なんとキレイに±0だった。3ポイントのファールをもらう前後で、このスタッツは大きく変わったと考えると、あのファールによるフリースロー3本成功はコービーを甦らせたと言えるプレイだったのかも。

 セルティックスはパーキンスが不在ながらもインサイドはいつもどおりのタフさだったけど、それでもパーキンスがいないぶんだけ負担が大きかったような気がする。オフェンスを見れば、ちょっとレイカーズの悪い流れに付き合ってしまったような感じがするけど、それでもスターターは全員二桁得点。逆にベンチの得点はたったの6。レイカーズのディフェンスが良かった・・・という言葉だけで片付けてしまえることなのかどうかは何とも言えないけど。レフリーの笛がややレイカーズ寄りだったのかな・・・。もっとフリースローをもらいたかったと思うけど、逆にレイカーズにフリースローの機会を多く与えてしまったのが敗因か。

 なにはともあれレイカーズがチャンピオンですよ!。素晴らしい、パチパチパチ。そして昨年に続き連覇。レイカーズの時代がやってきました。こうなったらもちろん3連覇を期待しちゃいますね。コービーが2度目の3連覇を達成できたのならばジョーダンに並ぶことになりますからね。逆に、レイカーズの3連覇を阻止すべく「打倒レイカーズ」として名乗りをあげるチームがどこなのか、それも楽しみですね。このシリーズ前に予想した「レイカーズが4勝3敗で制す」が当たりましたね。まあ、こんなにもタフなシリーズになることは正直予想していなかったけど、最高のシリーズだったと思います。両リームの選手たち、本当にお疲れ様でした、そして最高のゲームをありがとう!

 レイカーズ、最高!!!


同じカテゴリー(NBA)の記事
 ヒート2連覇達成! (2013-06-23 16:53)
 第6戦、勝利はほぼスパーズの手中にあったが・・・ (2013-06-20 10:02)
 第5戦でジノビリ復活、スパーズ優勝に王手 (2013-06-18 12:16)
 第4戦はウェイドが躍動、ヒートがタイに戻す (2013-06-14 22:37)
 第3戦は長距離砲炸裂のスパーズが快勝 (2013-06-13 10:01)
 第2戦はヒート圧勝! (2013-06-11 12:10)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
最後の最後にタフだったのはレイカーズ!
    コメント(0)