NBAファイナルの第5戦は、セルティックスのホームゲーム3連戦の最終戦。レイカーズとしては、ここで勝って気持ちよくホームコートに戻りたいところだったが・・・。結果は86-92で敗戦。これまでの6試合でレイカーズの1試合あたりのチーム得点は平均92.4点となっていて、セルティックスディフェンスの前に自慢のオフェンスが沈黙してしまっていることがわかります。
この試合は、セルティックスが終始リードする展開だったけど、早い時間帯にブヤチッチやアーテストの3ポイントが決まったりして、けっこうレイカーズがいけるんじゃないか、と思っていたんですが。やっぱりオフェンスが機能しないというか、まあそれをさせないタフなセルティックスディフェンスに脱帽なんですが。3Qでコービーが爆発したときにはちょっと期待したりしたけど、ディフェンスでセルティックスを抑えられなかったのが痛かった。
まあ、今日の敗因は、追い上げムードの時にミスをしてしまったこと。4Qでチャンスは2度あって、6点差まで詰めた時に連続ターンオーバーを犯してしまい、終盤に5点差まで詰めたときにはアーテストのフリースローミスによって万事休す。セルティックスのほうがターンオーバーが多いにも関わらず、レイカーズのほうがミスが多いような気がするのは、そういう重要な場面でのミスがあったからだと思いますね。
それにしても、セルティックスはやっとピアースが活躍することができて、本来のセルティックスオフェンスに戻ってきたのではないでしょうか。というか、ピアースが調子を上げていくと、他の選手が楽にオフェンスできるようになってくるんで、そうなると手に負えなくなってくる。ロンド、レイ・アレン、ガーネット、ピアースの4人がフツーに活躍し始めると、もう相手のディフェンスは止めようがないような気がする。セルティックスのアシスト数が多いのもチームでオフェンスを機能させている証拠かも。
セルティックスのFG%が56.3%に対してレイカーズは39.7%と目を覆いたくなるような低調ぶり。レイカーズはここ数試合に比べてインサイドで勝負する場面が多く見られたけど、けっこうブロックされていたりして得点に繋がらないケースが多かったような気がする。でも、インサイドを攻める姿勢は第6戦でも続けて欲しいところ。セルティックスディフェンスを崩壊させるにはファールトラブルに追い込むぐらいしか無いような気がするんで。
第6戦はレイカーズのホームに戻るので、是非とも3勝3敗のタイにもちこんで、最終の第7戦までもつれて欲しい。というか、ここで負けてしまってはせっかくのホームコートアドバンテージがもったいない。それにはコービー以外の選手がコービーのオフェンスを楽にするような活躍が必要不可欠。アーテストみたいにボールを持ちすぎるとセルティックスオフェンスの思う壺なので、球ばなれを早くしてトライアングルオフェンスを機能させて欲しい。コービー、ガソル、オドム、バイナムのホットラインがセルティックスオフェンスを翻弄する展開を見たい。期待しているぞ!
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